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Album Title : Out Of Myself (2003)
Artist : Riverside (Poland)
Type : Full-length
Genre : Progressive Rock
Notes : When this album was announced, mass media reported it to be great.
Total Time : 53:11
Grade : 「88

1. The Same River [12:01] 
2. Out Of Myself [3:43] 
3. I Believe [4:14]
4. Reality Dream [6:15] 
5. Loose Heart [4:50] 
6. Reality Dream Ⅱ [4:45] 
7. In Two Minds [4:38] 
8. Curtain Falls [7:59] 
9. Ok [4:46] 

ポーランド出身の鬱系プログレッシブロックバンドの1st。
発表時、各方面で高い評価を得たそうです。

全体的に陰鬱さで包まれています。
また、そこには雨の日に思わず聴きたくなるような心地よい湿り気も含まれています。
統一感は文句なし。完璧です。
それはジャケット/アートワークでも表現されているのですが、どちらも素晴らしいですね。
特に後者がお気に入りです。 

曲はプログレらしい、良い構成のものばかりとなっています
そのため、遅めの曲がほとんどにも関わらず、アルバムをだれることなく聴き通せます。
静動のバランスも大変良い。
先にも述べましたが、それらに対して陰鬱さはもちろん、
さらには この1stの時点で かなりの「渋さ」すら感じます。 
(この渋さは、今後の作品においても彼らの特徴の一つとなります)
ただ、本作のギターおよびキーボードの音色(≠メロディ)は、私はあまり好みではないかな。

演奏陣(Guitar,Key,Drum)の技量、および Mariusz Duda(Vo,Bass)の歌声について申し分なく、
この時点で すでにこのバンドは高いレベルにあったことが窺えます。

あくまで本作はロックですし、アルバム自体も 少し暗いですが落ち着いています。
そして何よりクオリティが高いですから、プログレファンの方にだけでなく、一般の方にもおすすめします。


*Tunes

1. The Same River
 いきなりの大曲。しかし、これぞ Riverside という感じがする名曲です。
 大半をインストパートが占めますが、スローテンポながらも流れるような展開が良いですね。
 ゆったりとした雰囲気に身をおきながら、あっと言う間の12分を味わえます。
 
2. Out Of Myself
 短めの曲ですが、表題曲らしい存在感があります。
 ベースラインが非常に印象的であり、この曲を引っ張る存在となっています。

4. Reality Dream 
 冒頭の時計音が特徴的な曲です。
 ややヘヴィなのですが、もちろん陰鬱さは忘れられていません。
 プログレらしい、曲構成力が光る なかなかの良曲ではないかと思います。

8. Curtain Falls
 名曲。後半のハイライトです。
 アルバム屈指の渋さを誇るこの曲は、やはり長尺でありながらも、
 抜群のセンスであっという間に聴かせます。後半の展開が特に心にきますね。


*Listen to GOOD songs


 1. The Same River


 6. Reality Dream Ⅱ


 8. Curtain Falls


Riverside - Out Of Myself のレビューは以上です。
お読みいただきありがとうございました。

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